虫歯予防のおすすめ
「生活環境が変わって虫歯ができてしまった…」
「仕事が忙しくて歯の健康に気を配れていない」
このようなお悩みを抱えていませんか?
一度虫歯になってしまった歯は自然治癒することはなく、毎日のケアや習慣で予防することが非常に重要です。
本コラムでは、今日から実践できる虫歯予防の方法について解説します。ぜひご参考にしてください。
虫歯予防に効果的な習慣は?
はじめに、虫歯を予防するために心がけたい習慣を紹介します。
・よく噛んで食べる
よく噛んで食べることで唾液の分泌が促進されます。唾液は口内を清潔に保つほか、食べ物の消化吸収を助ける働きがあります。ガムやチョコレートなど、歯にくっつきやすい食べ物や糖分が多い物は食べすぎないように注意しましょう。
・水分をよく取る
食事中や食後にこまめに水分を取ると、口の中が酸性になる時間が減り、虫歯予防につながります。
・入念に歯をみがく
ブラッシングはセルフケアの基本です。毎食後に丁寧なブラッシングを行い、口腔内を清潔な状態に保ちましょう。
特に就寝中は唾液の分泌量が少なく、細菌が繁殖しやすいため、寝る前の歯みがきは念入りに行ってください。デンタルフロスや歯間ブラシを使用して、歯や歯茎の隙間汚れを落とすのが大切です。
・フッ素入りの歯みがき粉を使う
虫歯予防に最も効果的な方法として、フッ化物を用いることが挙げられます。家庭ではフッ素入りの歯みがき粉や洗口液を使用することで、虫歯の原因となる酸の発生を抑えて歯の修復を促します。
・定期的なメンテナンスを受ける
歯科医院への定期通院で、歯の状態の確認やブラッシング指導、プロフェッショナルケアを受けることも大切です。
また、定期的な歯科受診は、虫歯や歯周病の早期発見にもつながります。
虫歯予防の大切さ
歯の健康は全身の健康を維持するうえで非常に重要です。
口腔環境は栄養摂取やコミュニケーション、認知機能に大きく影響します。
また、虫歯や歯周病で脱落した歯が多いと、食べられる物の種類や量が制限されます。栄養が偏ると体重を維持できなくなり、筋力の低下につながります。
さらに、免疫や代謝が低下して病気にかかりやすくなります。
口腔機能の低下で会話がしづらくなると、人とのコミュニケーションが減り、寝たきりや認知機能低下のリスクが増加します。
健康な天然歯で口腔機能を維持するためにも、積極的に虫歯予防に取り組みましょう。
Q1:デンタルフロスは毎回使った方がよいですか。
A1:歯みがきと同じタイミングで、毎食後の使用を推奨します。難しい場合は1日に1回、寝る前に行うだけでも虫歯予防につながります。
Q2:定期検診はどのようなことをしますか。
A2:歯の状態を確認して、クリーニングや歯石の除去、フッ素塗布を行います。ブラッシングや生活習慣の指導も行っておりますので、気軽にご相談ください。