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定期的な歯科検診が推奨される理由

「症状がないから歯科検診に行かなくてもいい」 と考える方がいるかもしれません。

しかし、定期的な歯科検診は歯や全身の健康を維持するために重要です。

国民に定期的な歯科検診を促すための「国民皆歯科健診」 の導入も検討されています。

 

本コラムでは歯科検診が推奨される理由と検診内容をご紹介します。将来の健康維持のためにぜひご参考にしてください。

歯科検診が推奨される理由は?

定期的な歯科検診が推奨される理由は、虫歯や歯周病を予防・早期発見し、全身の健康を維持するためです。

特に歯周病は自覚症状が現れにくく、腫れや痛みが出てからでは治療が手遅れになってしまいます。重度になると歯の喪失に加え、心臓病や糖尿病といった全身疾患の発症リスクが上昇する、あるいは認知機能の低下につながります。

 

歯科検診による健康維持は国の課題として挙げられています。厚生労働省の「令和5年国民健康・栄養調査」によると、20歳以上で過去1年間に歯科検診を受けた人の割合は2023年で58.8%でした。

定期的な歯科検診の受診率において、スウェーデンでは全国民の80%以上、ほかの欧米諸国でも約70%と、歯科に関する予防の意識に対する国ごとの違いがみられます。

 

受診率が低いことへの対策として、日本では「国民皆歯科健診」を推進し、就労世代への歯科検診の普及を図る姿勢です。健康診断と合わせて歯科検診の受診を促す企業も増えています。

 

参考:厚生労働省「歯科口腔保健の推進に向けた取組等について

歯科検診の内容は?

歯科検診の内容として以下の項目が挙げられます。

 

・検査

・クリーニング

・歯石の除去

・フッ素塗布

・ブラッシング指導

・生活習慣指導

 

口腔内を確認し、虫歯や歯周病の有無、嚙み合わせの状態を確認します。歯周病の進行度合いは歯茎の状態や歯周ポケットの深さ、歯の動揺で評価します。必要であれば今後の治療計画を立てます。

 

次に口腔内の汚れを落とし、専用の器具(スケーラー)で歯石を除去します。適切なセルフケアを実施していただくため、歯垢が溜まりやすい隙間やみがきにくい箇所をお伝えします。

不規則な生活習慣は虫歯や歯周病のリスクを上昇させるため、食事内容や睡眠時間の見直しも大切です。

当院の歯科検診はWebサイトで予約が可能です。症状がない場合でも、お気軽にご連絡ください。

 

Q1:歯科検診を受ける頻度は?

A1:1~3か月に1度、半年に1度など歯の健康状態によって異なります。

 

Q2:定期検診は保険で受けられますか?

A2:検診内容によっては健康保険が適用されます。3割負担の方の自己負担額は3,000円ほどです。

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