後悔しないために知っておきたいホワイトニングのデメリット

歯を白く美しくしたい方にとって、ホワイトニングは非常に魅力的な方法です。
一方で、「デメリットやリスクが気になる」 「自分に合っている方法か不安」 という理由で迷っている方もいらっしゃるでしょう。
本コラムでは、ホワイトニングのデメリットについて詳しく解説します。
さらに、デメリットを感じにくくするポイントについても触れます。後悔のないホワイトニングを受けるためにも、ぜひ最後までご覧ください。
ホワイトニングのデメリットとは
ホワイトニングは、歯を削らずに自然で透明感のある白さを目指す治療法として多くの方に選ばれていますが、事前に知っておくべきデメリットやリスクも存在します。
ホワイトニングの効果には個人差がある
ホワイトニングで得られる効果には個人差があります。
歯の質は患者さまごとに異なり、象牙質の色味やエナメル質の厚さなどの影響を受けやすく、「思ったより白くならなかった」と感じられるケースもあるかもしれません。
また、以下のようなケースでは効果が得られないことがあります。
・神経を失った歯(失活歯)
・人工歯(詰め物や被せ物)
・テトラサイクリン歯(抗生物質の影響による変色)
これらの場合はホワイトニング以外の治療を検討する必要があり、歯科医師による事前の診断が重要です。
ホワイトニングによる効果は永久ではない
ホワイトニングの効果は永久に続くわけではありません。一般的な持続期間は以下の通りです。
・オフィスホワイトニング:3~6か月
・ホームホワイトニング:6〜12ヶ月
・デュアルホワイトニング:1~2年
ただし、色の濃い飲食物の摂取や喫煙などの生活習慣、ホワイトニング後の歯のメンテナンス等によって持続期間は個人差があります。
歯や歯ぐきに痛みが出るケースも
ホワイトニングに使用される薬剤は、歯の内部(神経)や歯ぐきへの刺激によって痛みを引き起こすことがあります。特に、以下のような場合には注意が必要です。
・歯にひび割れがある
・虫歯や歯周病の治療が未完了のまま
・歯ぐきに薬剤が付着した
異常を感じた際は、すぐにかかりつけの歯科医師に相談してください。
自由診療で費用が高額になりがち
ホワイトニングは“審美目的”の治療であるため、保険適用外(自由診療)となります。費用はすべて自己負担となり、治療内容や使用する薬剤、通院回数によって金額に差が出ます。
当院でもホワイトニングメニューを複数ご用意しております。費用や内容については事前にしっかりとご説明し、ご納得いただいたうえで、治療を開始いたします。
料金の詳細は、以下をご覧ください。
ホワイトニングによる後悔を避けるポイント
ホワイトニングを受ける前には、歯科医師に治療前の歯の状態を確認してもらうとともに、ご自身のなりたい歯の色のイメージをしっかりと伝えましょう。色ムラの出やすい歯や変化しにくい歯など、事前に診断できる場合もあります。
治療回数の目安や費用について事前に説明を受け理解することで、不安のない治療ができます。そのためにも、信頼できる歯科医院の選択が重要です。
処置中に痛みや違和感を覚えたら、すぐに歯科医師に伝えましょう。早めに対処することで強い痛みや炎症を避けられる場合もあります。
ホワイトニング後は、定期的なメンテナンスや自宅での歯みがき、着色しやすい飲食物を避けるなどの工夫で歯の白さをより持続できます。
当院は、患者さま一人ひとりとのカウンセリングを重視し、安心して治療を受けられる体制を整えています。ホワイトニングをご検討中の方は、お気軽にご相談ください。
なお、ご自身に合ったホワイトニングの選び方は以下のコラムでご紹介しています。ぜひご覧ください。
Q1:ホワイトニングができない人はいますか?
A1:無カタラーゼ症の方、光線アレルギーの方、大きな歯周病や虫歯のある方、妊娠中・授乳中の方などはホワイトニングができない、または方法が限られる場合があります。まずは、歯科医師にご相談ください。
Q2:ホワイトニングの効果を持続させるために避けるべき食べ物はなんですか?
A2:色の濃い飲食物や調味料・着色料が含まれる食品は、歯の着色を促進させるので控えましょう。また、ホワイトニング直後は柑橘系の果物や炭酸飲料、お酢などの酸性の飲食物は避けましょう。