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歯が痛い!歯医者の予約まで我慢できないときの応急処置と注意点

突然襲ってくる歯の激しい痛みは、仕事や日常生活に大きな支障をきたします。

すぐに歯医者の予約が取れれば良いものの、深夜や休日などで、受診まで時間を要する場合も少なくありません。
今すぐに試せる応急処置として、下記があげられます。

・水で濡らしたタオルや冷却シートなどを当てて冷やす(血流が抑制され、痛みが和らぐ)
・市販の鎮痛剤を飲む
・ぬるま湯で口の中を優しくゆすぐ
・就寝時は枕を高くして頭の位置を上げる
・歯に詰まった食べかすを丁寧に取り除く


この記事では歯科医院を受診するまでの間に痛みを和らげるための応急処置、症状を悪化させないための注意点、どうしても痛みを我慢できない場合の対処法について解説します。

 

歯が痛くて我慢できない時にまずやるべきこと

我慢できないほどの歯の痛みがある場合は、まずかかりつけの歯科医院に連絡しましょう。

もし、かかりつけ医が休診であったり、すぐに対応してもらえなかったりする場合には、急患として受け入れてくれる歯科医院を探すという選択肢も考えられます。

 

かかりつけの歯医者に電話で相談する

かかりつけの歯科医院に電話をして、現在の症状を具体的に伝えましょう。
いつから、どの歯が、どのように痛むのか詳しく説明することで、歯科医師やスタッフからアドバイスを受けられる可能性があります。

また、緊急性が高いと判断された場合は、予約の合間や診療時間外に対応してくれるなど、予約の調整をしてもらえるケースもあります。

急患対応してくれる近くの歯医者を探す

かかりつけの歯科医院が診療時間外の場合は、急患対応を行っている歯科医院を探す必要があります。

インターネットで「地域名歯医者救急」や「歯科急患」といったキーワードで検索すると、対応可能な医院が見つかることがあります。

 

今すぐ試せる!痛みを和らげるための応急処置5

歯科医院を受診するまでの間、激しい痛みを少しでも緩和するために、自分でできる応急処置がいくつか存在します。
ただし、あくまで一時的に症状を和らげるためのもので、痛みの根本的な原因を取り除くものではありません。

痛む頬の外側からタオルで冷やす

ズキズキと脈打つような歯の痛みがある場合、患部で炎症が起きている可能性があります。

痛む側の頬の外側から、水で濡らしたタオルや冷却シートなどを当てて冷やすことで、血流が抑制され、痛みが和らぐことがあります。

ただし、氷などを直接当てて急激に冷やしすぎると、かえって痛みを増幅させたりする原因にもなりかねません。

 

市販の鎮痛剤を飲む

歯科医院を受診するまでの間に、市販の鎮痛剤を服用することは有効な手段の一つです。

特にロキソプロフェンナトリウム水和物やイブプロフェンといった成分は、歯痛に対して効果が期待できます。服用する際には必ず用法・用量を厳守しましょう。

 

ぬるま湯で口の中を優しくゆすぐ

口の中に食べかすや歯垢が残っていると、細菌が繁殖し、痛みの原因となっている部分をさらに刺激してしまうことがあります。

このような場合、口の中を清潔に保つことで症状が緩和されるケースがあります。3040度程度のぬるま湯で優しく口をゆすぐのが効果的です。口内の汚れが洗い流され、一時的に痛みが和らぐことが期待できます。

 

就寝時は枕を高くして頭の位置を上げる

夜間に歯の痛みが強くなる経験をしたことがある人は少なくありません。
これは、横になると心臓と頭の高さが近くなり、頭部への血流が増加するためです。
この現象を避けるためには、就寝時に枕を普段より高くしたり、クッションやたたんだタオルを重ねたりして、頭の位置を心臓よりも高く保つ工夫が有効です。

歯に詰まった食べかすを丁寧に取り除く

虫歯でできた穴や歯と歯の間に食べかすが詰まり、歯や歯茎を圧迫して痛みを引き起こしている場合があります。

このようなケースでは原因となっている食べかすを取り除くことで、痛みが改善することがあります。

歯ブラシを優しく当てたり、デンタルフロスや歯間ブラシを使ったりして、慎重に汚れを除去してください。

 

痛みを悪化させる可能性のあるNG行動

歯が痛い時、少しでも楽になろうとして取る行動が逆効果となり、痛みを増幅させてしまうことがあります。ここでは歯が痛い時に避けるべきNG行動について解説します。

痛い部分を指や舌で刺激する

痛む箇所を無意識のうちに指や舌で触ってしまうことがあります。
しかし、指には多くの細菌が付着しており、患部に触れることで炎症を悪化させるリスクがあります。
できるだけ触らないように意識し、口の中を清潔に保つことを心がけてください。

 

血行を促進する長時間の入浴や飲酒

歯に痛みがある時の長時間の入浴や飲酒は禁物です。
血の巡りが良くなると、炎症を起こしている部分の血管が膨張し、周囲の神経を圧迫するため、ズキズキとした拍動性の痛みが一層ひどくなる傾向があります。
入浴する場合は、ぬるめのシャワーで短時間で済ませるようにしましょう。

 

体を温める激しい運動や喫煙

激しい運動も全身の血行を促進し、心拍数を上げるため、歯の痛みを悪化させる原因となります。歯が痛む時は安静に過ごしましょう。

また、喫煙も避けるべき行動の一つです。タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があり、歯茎への血流を悪化させます。

なぜ歯は急に痛くなる?考えられる3つの原因

昨日まで何ともなかったのに、突然激しい歯の痛みに襲われることがあります。このような急な痛みには、いくつかの原因が考えられます。

神経にまで達した虫歯

虫歯は初期の段階ではエナメル質が溶かされるだけで、自覚症状はほとんどありません。

しかし、虫歯が進行して象牙質に達し、さらにその奥にある歯の神経(歯髄)まで達すると、強い痛みを引き起こすようになります。これを歯髄炎と呼び、ズキズキと脈打つような持続的な痛みが特徴です。この状態まで進行した虫歯は、自然に治ることはありません。

 

歯茎が腫れて膿がたまる歯周病

歯周病は歯を支える歯茎や骨が細菌によって破壊される病気で、進行すると急な痛みを引き起こすことがあります。
普段から歯茎からの出血や口臭が気になる場合は、歯周病が進行している可能性が考えられます。

歯の根元が露出してしみる知覚過敏

冷たい水や歯ブラシの毛先が触れた瞬間、歯にキーンと鋭い痛みが走る場合、知覚過敏の可能性があります。

知覚過敏は、加齢や歯周病、強すぎるブラッシングなどによって歯茎が下がり、本来は歯茎に覆われている歯の根(歯根)が露出することで起こります。

 

応急処置でも耐えられない場合の受診先

応急処置を試しても痛みが全く治まらない、あるいは悪化する一方で、日常生活もままならないという状況も起こりえます。

ここでは、どうしても我慢できない激しい痛みに襲われた際の受診先について解説します。

 

地域の休日歯科応急診療所を利用する

多くの市区町村や地域の歯科医師会では、休日や夜間に急な歯の痛みに対応するための「休日歯科応急診療所」や「休日歯科当番医制度」を設けています。
受診前には必ず電話で連絡し、症状を伝えてから向かいましょう。

 

夜間救急に対応している総合病院を探す

深夜帯などに耐えがたい痛みに襲われた場合は、救急外来を設けている総合病院が最後の頼みの綱となります。
歯の痛みだけでなく、顔全体が大きく腫れている、口がほとんど開かない、高熱が出ているといった重篤な症状を伴う場合は、迷わず総合病院の救急外来を受診してください。

応急処置だけで済ませるのは危険!早めに歯医者へ行くべき理由

応急処置や市販の鎮痛剤によって一時的に痛みが和らぐと、「治ったかもしれない」と考えて歯科医院の受診を先延ばしにしてしまう人がいます。
しかし、歯の痛みは、体からの重要な警告サインであり、その根本的な原因が自然に解消されることはほとんどありません。痛みが引いたからといって放置せず、早期に歯科医院を受診しましょう。

 

痛みの根本的な原因は治療しないと解決しない

ここで紹介した応急処置は、痛みという「症状」を一時的に麻痺させたり、緩和させたりしているに過ぎません。

虫歯や歯周病といった痛みを引き起こしている「原因」そのものは、口の中に依然として存在し続けています。

痛みがなくなったからといって放置していると、水面下で病状は静かに進行し、いずれ、より強い痛みや深刻なトラブルとなって再び現れます。根本的な解決には、歯科治療が不可欠です。

 

放置すると症状が悪化し治療が大掛かりになる

歯科治療は、どんな病気であっても早期発見・早期治療が原則です。
初期の小さな虫歯であれば、簡単な処置で済み、治療回数も費用も少なく抑えられます。
しかし、症状が悪化してから受診すると、治療はより複雑で大掛かりなものになります。

例えば、神経まで達した虫歯では歯の根の治療(根管治療)が必要になり、何度も通院しなくてはなりません。さらに進行すれば、抜歯に至るケースもあります。

 

まとめ

突然の歯の痛みに対しては、まずかかりつけの歯科医院に電話で相談し、指示を仰ぐことが重要です。

受診までの間は、患部を冷やしたり、鎮痛剤を服用したりといった応急処置で痛みを緩和させることが可能です。

これらの応急処置は一時的な対症療法であり、痛みの根本的な原因である虫歯や歯周病は治療しなければ解決しません。

症状が落ち着いたとしても自己判断で放置せず、できるだけ早く歯科医院を受診し、適切な診断と治療を受ける必要があります。

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