ホワイトニング完了後のセルフケア

ホワイトニングによって白く美しい歯を手に入れたあとは、その美しさをできるだけ長く楽しみたいと思う方が多いのではないでしょうか。ホワイトニング後に白い歯を長持ちさせるためには、日々のセルフケアが重要です。

本コラムでは、ホワイトニング後におけるセルフケアのポイントを解説します。白く美しい歯を長く保つためにも、ぜひ最後までご覧ください。

ホワイトニング後のセルフケアが大切な理由

なぜホワイトニング後のセルフケアが大切なのでしょうか。それはホワイトニング後の歯が再着色しやすい状態になっているためです。

ホワイトニング直後は、ホワイトニング剤の影響で歯の表面を保護している有機質の皮膜（ペリクル）が一時的に除去されており、飲食物の色やタバコのヤニが歯に浸透しやすい状態になっています。

また、ペリクルが再生された後も、日常的な飲食や喫煙などの生活習慣によって、歯は徐々に再着色されてしまいます。しかし、適切なセルフケアを行うことで、色素の付着を防ぎ、白い歯をより長く保つことができます。

ホワイトニング後に行うセルフケア3選

ホワイトニング後の白い歯を長く保つためには、下記の3つのケアの日常的な実践が大切です。

・色の濃い飲食物を避ける

・禁煙する

・丁寧に歯みがきを行う

各項目について解説します。

色の濃い飲食物を避ける

カレー・チョコレート・コーヒー・紅茶・赤ワインなどの色の濃い飲食物の摂取は、歯に色が染みこんでしまう原因となります。特にホワイトニング直後は着色しやすい状態のため、できるだけ摂取を控えてください。

どうしても摂取する必要のある場合は、ストローを使用したり、食後すぐにうがいをするなど、歯との接触時間を最小限に抑えましょう。

禁煙する

タバコに含まれるタールやヤニは、歯に着色を引き起こす大きな要因の一つです。

喫煙によるヤニの付着は黄ばみの原因となるだけでなく、口腔内を乾燥させて唾液による自然な洗浄作用も弱めてしまいます。

ホワイトニングの効果を長持ちさせるためにも、禁煙を推奨いたします。

丁寧に歯みがきを行う

食後のうがいや歯みがきなどは着色予防の基本です。歯ブラシは柔らかめのものを選び、強くこすりすぎないよう注意しましょう。ホワイトニング効果のある歯みがき粉を使用すると、着色を防ぎ、白さを維持する効果が期待できます。ホワイトニング治療直後の24時間は、歯が最もデリケートになっている時期のため、より慎重なケアを心がけましょう。

当院では、ホワイトニング治療後も継続的なサポートを行っています。定期検診での専門的なクリーニングと適切なセルフケアを組み合わせることで、長期的なホワイトニング効果の維持が可能です。白い歯を手に入れた喜びをより長く実感していただけるよう、一人一人に合わせたケアのアドバイスをいたします。

Q1：ホワイトニング直後に注意する飲み物は？

A1：ホワイトニング直後は歯の表面を保護する膜（ペリクル）が一時的に除去されており、再着色のリスクが高い状態です。このため、コーヒー・紅茶・緑茶・コーラ等の色の濃いもの控えてください。

Q2：ホワイトニングは何回でも受けられますか？

A2：ホワイトニングは何回でも受けることができますが、歯や歯茎への負担を考慮し、歯科医師と相談しながら適切な間隔で行うことが大切です。